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~3つの「しかく」~
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院長コラム
今週は防府市医師会館で、胃がん内視鏡検診について講演をしてきました。その中で、防府市医師会の先生方から特に関心を持っていただいたのがAI内視鏡でした。

そこで今回は、AI内視鏡について少し詳しくお話ししたいと思います。
AI内視鏡では、病変の可能性がある部分をAIが認識すると、写真のように「四角い囲み」で表示し、内視鏡医に知らせてくれます。

内視鏡医は、その場所にさらに近づいて詳しく観察し、生検(組織検査)が必要かどうかを判断します。つまりAIは診断をするのではなく、「ここを見てください」と教えてくれる補助役なのです。
前回のコラムで、AI内視鏡を活かすためには内視鏡医の知識や技術も重要であるとお話ししました。
実は私は、AI内視鏡を使いこなすためには、別の「しかく」が重要だと考えています。
1つ目は、AIが表示する「四角」。
2つ目は、病変を見逃しやすい「死角」。
そして3つ目は、内視鏡医とAIの「視覚」です。
AIは病変を四角で示してくれます。しかし、そもそも病変がカメラに映っていなければAIは反応できません。胃や大腸にはヒダの裏や曲がり角など、多くの死角があります。その死角を減らしながら丁寧に観察するのは、今も内視鏡医の大切な役割です。
さらに、その映し出された映像を正しく評価する「視覚」も必要です。AIが示した病変が本当に重要な病変なのか、それとも問題のない変化なのかを最終的に判断するのは医師だからです。
AIは非常に優れた技術ですが、AIだけで完結するものではありません。
「四角」を上手に活用し、「死角」を減らし、「視覚」を磨く。
これからの内視鏡診療では、この3つの『しかく』がますます重要になるのではないかと考えています。
AIが得意な「視覚」について、今後のコラムでさらに分かりやすくお話ししたいと考えています。
医療法人英知会「はらだ内科・内視鏡クリニック」
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