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~Ai内視鏡とは~
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院長コラム
開院に先立ちまして、多くの方からお祝いのお言葉や美しいお花などを賜りました。
改めまして、心より感謝申し上げます。


さて今回は、前回ご紹介したAI内視鏡システムが、実際の現場でどのように役立っているのかを、もう少し詳しくお話したいと思います。
まず、AI内視鏡の大きな特徴は「気づきにくい所見を拾い上げる力」です。
早期の胃がんや腺腫は、色のわずかな違いや小さな凹凸など、熟練した医師でも判断が難しい場合があります。しかしAIは、過去の膨大な画像データから特徴を学習しているため、微細な変化にも素早く反応してくれます。医師が少しでも「怪しいな」と感じる場面で、さりげなく背中を押してくれるような心強い存在です。

とはいえ、「AIが全部判断してしまうのでは?」というご質問もよくいただきます。
実際には、AIが単独で診断を下すわけではありません。
AIはあくまで“補助”であり、最終判断は医師がおこないます。AIが示した候補を確認し、必要に応じて染色や拡大観察などを追加して総合的に判断します。つまりAIは、「誤診を生みにくい仕組み」に組み込まれており、むしろ医師と協力することで見逃しやミスを減らす方向に働いています。
次に、「AIはどんな仕組みで病変を見つけているのか?」という疑問についてです。
gastroAI model-G2は、ディープラーニングと呼ばれる技術を使っています。これは何十万枚という胃内視鏡画像から“がんの特徴”“正常粘膜の特徴”を学び、目の前の画像と照らし合わせる仕組みです。人間でいえば「直感」や「パターン認識」を、極めて高速かつ正確におこなうようなイメージでしょうか。

当院では、このAI技術をできる限り活用しながら、患者さんが安心して検査を受けられる環境づくりを進めています。AIで早期病変を見つけ、鎮静剤で苦痛を減らし、広く明るい内視鏡室・リカバリー室でゆっくりとお過ごしいただく——そのすべてが、患者さんにとって「受けてよかった」と感じていただける検査につながると考えています。
医療法人英知会「はらだ内科・内視鏡クリニック」(2025年11月4日 リニューアル・オープン!)
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