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~胃の「形」から分かること ―― 胃から性格を読み解く③~

2026.03.15
    院長コラム

1月のコラムで「胃の性格をどのように読み解くか」についてお話ししました。その後は別の話題が続いていましたが、続編を読みたいというリクエストをいただきましたので、久しぶりにこのシリーズを再開したいと思います。今回はその続きとして、「胃の形態(形)から胃の状態を読み解く」というお話です。

これまで、胃の不調があり胃カメラ(胃内視鏡/上部内視鏡)を受けた際、胃潰瘍、胃がん、慢性胃炎、萎縮性胃炎などの明らかな病気が見つからなければ「異常なし」と説明されることが多くありました。もちろん重大な病気がないことはとても大切ですが、実際の診療では「異常はないと言われたが、胃の調子は悪い」という患者さんも少なくありません。

近年の研究では、胃の形そのものが症状に関係することがあることが分かってきています。

「胃の形」と言われても、あまりイメージがわかないかもしれません。

一般的な胃の形は、アルファベットの J字型 をしています。しかし、胃は非常に柔らかい臓器であり、体格、加齢、姿勢、生活習慣など様々な要因によって、少しずつ形が変化していきます。

胃の代表的な形の変化

代表的なものとして、次のような形の変化があります。

■ 胃下垂

胃が通常より下の位置に下がる状態です。名前を聞いたことがある方も多いと思います。

■ 爆状胃

胃の上部がくびれて、ポケットのようにたまり場所ができるタイプです。

■ 横胃

胃が横に広がるような形になり、胃の動きが弱くなることがあります。

■ 食道裂孔ヘルニア

胃の一部が横隔膜の上に入り込む状態で、食物の滞留や逆流性食道炎の原因になることがあります。

その他にも、教科書にはあまり記載されていませんが、胃前庭部から幽門部にかけての屈曲など、さまざまな胃の変形が症状の原因になっていると思われるケースを日常診療で経験します。

これらは必ずしも病気ではなく、胃カメラでは「異常なし」と判断されることも多いのですが、実際には胃の不調の原因になっていることがあります。私は、胃の形や動き、胃の中の消化液の状態などを読み取ることも内視鏡医の大切な仕事だと考えています。単に「潰瘍があるか」「がんがあるか」だけを見るのではなく、その先のプラスアルファの読影を心がけ、困っている方の症状が少しでも良くなるような治療の提案をしていきたいと思っています。

医療法人英知会「はらだ内科・内視鏡クリニック」
〒753-0021 山口県山口市桜畠2丁目6-8
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